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●ドライマウス 現在「ドライマウス」の人口は800万人と推定されています。 男性よりも女性に多く現れやすい症状です。口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう)ともいわれ口の中や喉の渇きを主訴とする症状が現れます。 眼に現れる乾燥症の「ドライアイ」同様徐々に注目され始めています。 ドライマウスの人口が増加している背景には現代人に多い主にストレスや不規則な食生活、薬物の副作用が原因であることがわかっています。 口の渇きや舌の痛みなどの症状が出ている方は御注意下さい。 |
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■症状 ●シェーグレン症候群 軽度では主に口の中のネバネバ感、虫歯、歯垢や舌帯の増加、それに伴った口臭も現れます。 重度になり唾液分泌量が低下し口腔内の乾きが進行すると、強い口臭、舌表面がひび割れ、割れた舌の痛みいわゆる「舌痛症」で食事がとれない摂食障害、会話時にしゃべりづらいなどの発音障害も現れます。 場合によっては不眠をおこすことにもなります。 さらに自己免疫の異常(自己免疫疾患)によるものをシェーグレン症候群といい全身に様々な障害を引き起こすことがあり注意が必要です。 |
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■原因■ | ||
・食生活 現代の食生活では唾液を十分に出さなくても飲み込めるようなファーストフードや食事が主流になっています。 このため唾液の分泌が従来よりも少なくなり、口の中の潤いが足りず、口が渇く、舌がひび割れて痛い、などの症状があります。 ・精神的ストレス ストレスがかかったり緊張をすると交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。 あまり緊張しないよう楽しくゆとりある生活を心がけてみて下さい。 ・薬物 抗鬱剤(抗うつ剤)、鎮痛剤、抗パーキンソン剤、降圧剤などの多くの薬物の副作用として唾液分泌の低下があり、薬の量を減らすなど担当医と相談して下さい。 ・年齢 年齢とともに口や顎の筋力が低下や萎縮がおこり唾液の分泌量が低下します。 70歳以上で男性16%、女性25%の量的低下。80才では老人性萎縮により25%以上の低下。 ・口呼吸 鼻炎などの鼻疾患や癖などで口で呼吸をすれば唾液は蒸発してしまい口が渇く原因となります。鼻疾患の治療や癖をなおしましょう。 ●治療 生活指導や対症療法が中心。 口の中の粘膜保護が必要なことから、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース(モイスチャーとトレー)、夜間義歯などを症状に応じて処方、投与します。 ・その他 ガム療法、味覚刺激療法、唾液腺マッサージなど。 シェーグレン症候群では内服薬と症状に応じた保湿性薬剤などを投与します。 |
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